岩沼市三軒茶屋西土地区画整理組合
カスタマーセンター「恵み野館」
TEL.0223-25-5855
http://www.megumino.net
現代の「手塚治虫」はどこに?
こんにちは。
最近、現代の子どもたちにとっての「手塚治虫」のうような存在は誰なんだろう?などという
ことを考えたりしてしまいまいます。
鉄腕アトムに描かれたような、未来都市や未来風景の多くを、当時の子どもたちは「来るべき
未来」として受け取り、「やがてそうなるのだろう」と夢を見て、その実現に関与してきたのだろ
うと思います。つまり、手塚治虫は「未来のモデル」を子どもたちに提示して見せた訳です。
しかし、今現在、手塚治虫のように、子どもたちに「来るべき未来」を提示して見せる漫画家が
存在するのかというと、どうも「まだ」見当たらないような気がします。
もしかすると、「来るべき未来」を描く漫画家が現れ、子どもたちから支持を集め始めた時が、
「新しい時代」の幕開けになるかもしれません。
敗戦後の混乱期と、現在の混乱は性質は違うものの、「移行期的混乱」という意味で共通して
いると捉えれば、時代が生み出す手塚治虫のような存在が、近い将来に現れてもおかしくありません。
従って、そのうち「来るべき未来」描く漫画家が登場することでしょう。(当たればいいなぁ)
さて、どうしてこんなことを考えてしまうのかといいますと、昨日の内田樹さんのブログで、内田さ
んの旧友で会社経営者の平川克己さんが今度出版される本についての感想で、こんなことを書いて
いらっしゃったからです。(一部省略しております)
私はこの「成長しなくてもやっていけるための戦略」という問題の立て方をすぐれたものだと思う。
私たちの国はあきらかに長期にわたる社会的諸活動の停滞期に入っている。
私たちはこれまで人口増、右肩上がりの経済成長、社会的流動性の絶えざる上昇といスキーム
の中でしか社会問題を考えた事がない。
木を見て森を見ず。
個別的な政策的「失着」を論じる人たちは、私たちの社会がまるごと「別のスキーム」に移行しつ
つあることを見ようとしない。人口が減少し、高齢化が劇的に進行し、生産活動が停滞し、社会的
流動性が失われてゆく社会において、なお健康で文化的で「日向的」な市民的生活を営むために
は、どのような制度設計を書き換えるべきか、それが喫緊の問題だろうと、私も思っている。
つまり、人口増、右肩上がりの成長、社会的流動性の絶えざる上昇というスキームとは別のスキーム
を思い描けずに「困っている」のが現在であり、それを探ることが現在の喫緊の問題であるということに
対して、それを提出する「現在の手塚治虫」が登場しないだろうかと私は考えた訳です。
人口減少、右肩下がり、社会的流動性の停滞を前提に「夢のある物語」を描けるのか?という疑問は
誰しも持つところだとは思いますが、そういう疑問を抱いてしまう事そのものが現在の「出口のなさ」を
招いているような気がします。
そして、そこに風穴をあけるのが「現代の手塚治虫」なのではないかと考えてしまったのです。
こうしたことは、国とか偉い先生とかではなく、「サブカルチャー」のようなところから、産まれてくるの
ではないだろうかと。(そんな取りとめのない事を、暑さのお蔭でボーっとした頭でぼんやりかんがえて
しまった、午後3時でありました・・・・。)
