他山の石

 こんにちは。

岩沼や仙台はさほどではないように思いますが、全国的には「天候不順」なのだそうで、各地で

季節外れの雪が降ったり、真冬のような寒さに悩まされたりで「春なのに・・」と、理不尽さに対し

てつぶやく人が多くなっているようです。

「何を着たらいいのか迷う季節」ですから、着るものに迷いがなくなるという一点では好都合です

が、春らしさがないと「根拠もないのに、何か希望に満ちた気分」に浸れないのは不都合です。

私は、春には「根拠もないのに、何か希望に満ちた気分に浸れる事」が好きなんです。

と、言っても何か良い事が起こる訳でもないのですが・・。

しかし、「もう少しで何か悪いことが起きる」と予感するよりも「もう少しで何かいいことが起きる」

予感していた方が、結果は良くなると思います。(現在、実験中です。)

実際「悪い予感」は良く的中しますから、「良い予感」だって的中してもおかしくはありません。

それをより的中に導くためにも、早く「春らしく」なって欲しいです・・。(ホントに)

 

 さて、ギリシャが財政破綻寸前だという事はちょっと前から知っていたのですが、その理由につい

てはよく分かりませんでした。大方、世界同時不況の影響か、ぐらいにしか捉えていなかったので

すが先日、その理由を知ることができました。(といっても、原因の全てかは分かりませんが・・)

大きく分けると4つの理由があります、

①労働者人口の5人に1人が公務員で、民間人の平均収入よりも収入が17%多いこと

②政治家の汚職

③政治家の汚職に税金を納めるのがバカらしくなった国民が脱税を始めた事

④地下経済が全体の30%を占めるため、税収が上がらないこと

これは、とても興味深い事実だと私は思いました。

つまり、決して豊かではないギリシャの国民がまじめに働いて税金を納めているのに、税金で養わ

れている公務員の給料の方が自分たちよりもはるかに高くて、その上に立つ政治家たちは私腹を

肥やすために汚職に手を染め続けていたという訳です。(日本と似ていなくもありませんが・・)

しかし、①②の彼らが「富」を得ることができるのは「その他大勢の遵法的な国民が文句を言わず

ルールを守り続けている限り」においてです。

例えば、それは、渋滞中の高速道路でみんながそれを我慢しているのを横目に「路肩を走って居並

ぶ車を抜き去る輩」と同じようなものです。この輩は「みんなが我慢してルールを守っている時に自己

利益<=富>を最大化することができます。

しかし、みんながルールを破るようになるとそうはいきません。

みんながルールを破って、みんなが自己利益を最大化しようとすると「混乱が生じ、ひいてはみんな

の利益は最小化される方向へ進んでしまいます。

高速道路の路肩を我先にみんなが走り始めたら、交通は麻痺します。それと同じように国の運営が

麻痺し、共同体は崩壊へと向かいます。

それが、今のギリシャの惨状ではないかと思うのです。

つまりギリシャは国民的レベルでルールを破り、「共同体の維持、統合」よりも「自己利益の最大化」

を優先してしまったのではないでしょうか。

このことは「家族単位」で考えても同じです。好き勝手な仕事をして「飲む・打つ・買う」がもっぱらで

自分は楽しんでいても、ほかの家族に迷惑ばかりかけているお父さんがいたとして、その家庭で他の

家族が「お父さんばっかり遊んでいて、いつも迷惑ばかり掛けられている。バカバカしいから私たちも

勝手にさせてもらう」で、みんながてんで好き放題をやらかしたら「家族崩壊」まっしぐらでしょう。

 

これは「他人ごとではないよなぁ」と思わずにはいられません。

日本も似たような状況にあり、共同体が崩壊しつつあるからです。

 

ギリシャを、他山の石としなければならないような気がします。